こんにちは。
兵庫県神戸市のなかたに歯科クリニックです。
子供の時期に矯正治療を開始する場合、乳歯と永久歯が混在している時期に開始するのが「第一期治療」になります。
この混合歯列期に開始する矯正治療では、お子さまの状況によって様々な矯正器具を使用して、将来の綺麗な並びに促す治療を行います。
この第一期治療で使用する矯正器具で、最近特にご要望を多く頂くのが、小児矯正の第一期治療に適用できるマウスピース矯正器具である「インビザラインファースト」です。
インビザラインは、歯科先進国アメリカのアライン・テクノロジー社が開発した、矯正歯科治療の選択肢の1つです。
インビザラインは「マウスピース型矯正装置」に分類されます。世界100カ国以上で、延べ800万人以上の患者様に使用されている、確かな実績のある矯正装置です。
今回の記事では、小児矯正で適用できるマウスピース矯正のインビザラインファーストのメリットやデメリット、適用できる条件について解説させて頂きます。
インビザラインファーストは多くのメリットがあり、これにより子供の小児矯正へのハードルは更に下がったと言えるでしょう。
小児矯正において、開始する時期に応じて「第一期治療」と「第二期治療」があります。
一般的には、「第一期治療」を経て「第二期治療」へ移行するケースが多く、2つの治療をとおして小児矯正と言われています。
主に小児矯正と言われる「第一期治療」の目的は、顎の骨の正常な成長を促して、永久歯が生えるスペースを確保し、永久歯を綺麗に生やす事が目的です。
永久歯へ生え変わる6歳ごろから、永久歯が生え揃うまで治療を行います。骨の成長時期を利用して歯を動かしていくため、通常の矯正治療よりも痛みが少ない、歯が動きやすいという特徴があります。
この第一期治療で使用するマウスピース型矯正装置が、アライン・テクノロジー社が開発した子供の矯正治療に特化した「インビザラインファースト」になります。
矯正治療で永久歯列を綺麗に並べるためには、歯が正常の位置に動くためのスペースを確保するために抜歯が必要となることが多いです。
インビザラインファーストを第一期治療で実施した場合、歯列が拡大し永久歯の生えるスペースが確保できるため、第二期治療へ移行する場合の矯正治療で、抜歯をしなくても済む可能性が高くなります。
永久歯の生えるスペースの確保など、骨格的な問題を第一期治療で解決することによって、第二期治療をスムーズに進めることができるようになります。
第二期治療から矯正を開始するケースに比べ、矯正治療にあてる治療期間が短くなったり、費用も安くおさえられることがあります。
インビザラインファーストの適応時期は、感受性が強い年頃です。
だからこそ見た目が透明で目立ちにくく、矯正治療中であることを気づかれないことはとても大事です。見た目によるお子さまのストレスが軽減されます。
インビザラインファーストはご自身で取り外しできるため、スポーツや楽器の演奏も制限なく矯正治療ができます。
スポーツ関連や吹奏楽などの部活動との両立も可能で、多感な時期の友人関係も維持することができます。
取り外しが簡単なのもインビザラインファーストの大きな特徴です。
従来通りしっかりと歯磨きができるので、矯正器具による虫歯のリスクや口臭が軽減できます。一定期間ごとにマウスピースを交換していくので、常に清潔な状態を保つことができます。
インビザラインファーストには、すべての不正歯列に適用はできません。
適応条件があり、お子さまがインビザラインファーストでの矯正治療が可能かを検査する必要があります。適応条件に当てはまらない場合は、インビザラインファーストを行うことはできません。
インビザラインファーストで矯正治療効果を得るためには、1日20時間~マウスピースを装着する必要があります。
食事や歯磨きの時間以外は常に装着することになります。装着時間が短い場合、顎の拡大や歯の移動が進行しなくなる可能性があります。
インビザラインファーストは歯科医院への来院数を少なくできるメリットがありますが、その反面しっかりと自己管理をする必要があります。
決められた通りに装着時間を守り、紛失しないよう管理しないと思った結果が得られないケースもあります。
インビザラインファーストの適用時期は、一般的に乳歯と永久歯が混在している6~12歳のお子さまになります。
ただ、適用条件は年齢ではなく、歯の年齢に基づきますので、具体的には「6歳臼歯と前歯が2/3出ている」状態になります。
インビザラインファーストの治療期間は、個人差はありますが約1年半~を想定するケースが多いです。
お子さまの状態によってオーダーメイドされたマウスピース型矯正装置を一定期間ごとに交換しながら、歯列や顎骨の成長にあわせ、永久歯が正しく綺麗に生えるよう促していきます。
インビザラインファーストは、本格的な矯正治療の前段階として行う、子供向けのマウスピース型矯正装置です。
インビザラインファーストを的確に使用することで、永久歯の生えるスペースを確保し、歯並びを整えていくための土台づくりができます。
透明なマウスピース矯正装置で目立ちにくく、取り外しができるため多くのメリットがありますが、装着時間をしっかり守る必要があるなど注意点もあります。
インビザラインファーストについて詳しいお話を聞きたい場合は、まずは初回の無料カウンセリングにご来院ください。
矯正歯科の専門医が、メリットだけでなくデメリットや注意点など、分かりやすく丁寧にご説明させて頂きます。
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