こんにちは。
兵庫県神戸市のなかたに歯科クリニックです。
なかたに歯科クリニックでは、定期的に皆様のお口の健康を守る『お役立ち情報』や、歯科治療を分かりやすく丁寧に解説させていただくブログを更新しています。
歯やお口でお悩みの方に、少しでもお役に立てれば幸いです。
虫歯や歯周病、合わない入れ歯や抜けたままになっている歯をそのまま長期間放置していませんか?
『お口は健康の入り口』という言葉もあり、お口の中の不調はそのまま全身の不調にも繋がると言われています。
良く噛む事、咀嚼(そしゃく)することは、唾液の分泌を促し食べ物の消化吸収を良くしてくれます。
皮膚や血管の細胞を活性化する唾液腺ホルモンの分泌を促進するなど、全身の健康や脳の働きに密接な関係があると言われています。
今回は、よく噛める歯を保つ事は全身の健康にも繋がるという事をお伝えさせて頂きます。
いくつになっても美味しく、健康的に良く噛んで食事を摂る事は、ご自身の将来の健康に直結する事になります。
良く噛む事の大切さを解説させて頂きます。
歯の病気の多くは『むし歯』と『歯周病』です。
むし歯は歯に穴があいて細菌が侵入して徐々に大きくなり歯を破壊します。歯周病は歯のまわりの組織や骨が菌によって溶け、歯がグラグラと不安定な状態になります。
どちらも放っておくと歯を失うことになります。
その原因は歯のまわりにつく歯垢やプラーク、その中の細薗によるものです。
よく噛むことは唾液の分泌を促進させ、歯あるいは歯ぐきがこすれ合い浄化作用によって自然に清潔な状態が守られます。
逆によく噛めないと、唾液の分泌量が少なく浄化作用が機能しなくなります。
最近では食生活の欧米化によって、硬い食べ物を噛む機会が少なくなり、浄化作用の低下によって歯にトラブルを持つ方が増えているのも事実です。
歯でよく噛む事は、むし歯や歯周病の予防に繋がります。
良く噛んで食べ物の味覚を感じる程度にゆっくりと時間をかけて食事を摂ることは、肝臓に貯蔵されている糖が血液中に放出され血糖値が上昇してきます。
脳で満腹感を作り出す物質(セロトニン)が増加して食欲が自然におさえられます。
良く噛むと食欲抑制のメカニズムが働き、早めにお腹がいっぱいになって食べ過ぎを防いでくれます。
セロトニンが不足すると、イライラしたり攻撃的になりやすい、コミュニケーションがとりにくくなると言われており、よく噛む事は生活を正す事にも繋がると言えます。
良く噛んで食事を摂れるという事は、ダイエット効果や生活習慣病の予防にも繋がります。
食べ物をよく噛み、消化酵素が含まれた唾液と混ぜあわせて食べることで、胃腸への負担をやわらげて働きを活発にし消化を助ける効果が期待できます。
唾液に含まれる多くの酵素は良く噛むことで混ぜ合わされます。
口の中でまず最初の消化が始まり、胃や腸の中で次の段階の消化が行なわれるので、それぞれの場所で十分消化され胃腸の負担も軽くなる訳です。
また良く噛むことが脳へ伝わり、胃腸からの消化液の分泌を促したり、胃や腸の運動能力を高めることも知られています。
よく噛むために必要なのは、当然のことながら健康な歯です。
むし歯や歯周病で歯を失って入れ歯になると、噛む力は3分の1程度にまで低下してしまうといわれています。
失った歯をブリッジで補っても、周囲の歯への負担から咀嚼力は徐々に低下していき、硬いものを噛む事が困難になります。
ですので、健康な歯を保持する事が何よりの対策になります。
歯周病で歯がグラグラする、虫歯による被せ物・詰め物が合わない場合も『良く噛めない歯』になってしまいます。
歯医者さんでインプラントや補綴物にセラミックやジルコニアを推奨されるのは、おおいに噛む力による浄化作用を期待しての意味合いも含まれます。
合わない入れ歯や詰め物・被せ物を放置していませんか?
噛む事への咀嚼力が徐々に低下していく恐れがあるので、早めに歯医者さんへ相談することをお勧めします。
健康で丈夫な歯を保つためには、日ごろから歯に関心をもち、正しい歯みがきの方法を身につけて習慣づけることが大切です。
また、歯医者さんを定期的に受診し、歯の健康を保つことをお勧めします。
口は健康の入り口です。
お口のなかの健康を保ちながら、歯の健康意識を持つ、歯の健康を守る事が健康長寿につながると考えています。
食べる事が歯のトラブルによってストレスに感じてしまうと、日々の食事が楽しくなくなってしまし早く食事を済ませようとよく噛む事が出来なくなってしまいます。
食べる事は噛む事、すなわち全身の健康を守る事と言えます。
歯の事でお悩みがございましたら、まずは歯医者さんに相談しましょう。
良く噛める歯への改善するお手伝いをさせて頂きます。何でもお気軽にご相談ください。
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