こんにちは。
兵庫県神戸市のなかたに歯科クリニックです。
なかたに歯科クリニックでは、定期的に皆様のお口の健康を守る『お役立ち情報』や、歯科治療を分かりやすく丁寧に解説させていただくブログを更新しています。
歯やお口でお悩みの方に、少しでもお役に立てれば幸いです。
子供の歯並びでお悩みの方で、「子どもの矯正治療は何歳から始めたら良いの?」「乳歯がある状態でも矯正治療はできるの?」など、小児矯正に関するお悩みを良くお伺いします。
学校の歯科検診で、歯並びが良くないと言われて不安に感じる親御さまも多いかと思われます。
子どもの矯正治療は、始めるタイミングがとても大切になります。
小さな頃から歯並びを綺麗に整える事は、将来的にお口や歯に起こる虫歯や歯周病などのトラブルを未然に防ぐ事になり、小児矯正は思春期に起こる歯並びのコンプレックスを事前に解消するに加え、健康な口腔内を維持するにも大きな効果を発揮します。
今回は、子どもの歯並びを改善する小児矯正について、早くから始めるメリットを解説させて頂きます。
子どもの頃から歯を綺麗に保つ習慣を持つことは、お子さまの将来にとってとても大切です。
小児矯正は個人差はありますが、一般的に6~9歳から始める事ができます。
小児矯正は一期治療と二期治療の2つに分けられ、一期治療を主に小児矯正と呼び、二期治療は成人矯正に分類されることもあります。
小学校の高学年~中学生になると、乳歯がすべて永久歯に生え変わるので、永久歯が生え揃ってから開始する矯正治療は成人矯正になります。
小学校低学年の6~9歳ごろは、乳歯と永久歯が混合する時期になり、このタイミングで行う矯正治療が小児矯正と分類されます。
小児矯正は、永久歯が正しく並ぶように、顎の成長に合わせて歯並びを調整する矯正です。
上下のあごのバランスを整え、正しい歯並び・噛み合わせを目指します。顎の骨の成長を利用して歯並びを綺麗にする手法はこの小児矯正が可能な時期でないとできない矯正治療です。
前述しましたとおり、小児矯正は顎の骨の成長に合わせて歯並びを綺麗に整え、将来的に綺麗に歯が並ぶように促す治療になります。
子どものうちは、顎の骨が柔らかく、歯が自由に動きやすい時期になり、大人になってから矯正治療を始める方に比べて、患者さまの身体的な負担が少なく矯正治療が可能なタイミングです。
歯が動く距離を確保できるという事は、矯正治療で必要になるかもしれない抜歯が必要なくなる症例が増えます。
特に矯正治療での便宜抜歯と言われる抜歯は、健康な歯を抜く必要があるケースもあり、躊躇する方も多いかと思います。
顎の骨が柔らかく、歯の移動距離を確保できるという事は、この便宜抜歯を行わずに矯正治療をできるケースが増えます。
この点も、子どものうちに矯正治療を開始する大きなメリットと言えます。
歯並びが悪くなる原因は先天的な要因のほかに、後天的な要因で歯並びがガタガタになるケースもあります。
特に子どもの時期は歯並びに悪い影響を与える悪習慣が起こりやすい時期です。
歯並びが悪くなる要因として、指しゃぶりや食べ物の食べ方などに大きく影響されるケースがあります。
近年では、子どものうちに硬い食べ物を摂取する事が少なくなり、基本的には柔らかいお食事が多い事が原因で、顎の骨が成長しきらないまま成長が止まり、歯並びが悪くなるケースも多々あります。
食事はお口のトレーニングにもなります。
子どもの頃からお口の周りの筋肉や舌の動きのトレーニングを行い、指しゃぶりや爪を噛む悪習慣を改善し、お口の正しい筋肉の動きが習得できるようにすることはとても大切です。
歯並びは呼吸や発音に深い関係があるといわれています。
子どものうちに歯並びを改善する小児矯正によって、口呼吸から鼻呼吸に改善され、鼻のとおりが良くなるケースがあります。
歯並びの改善は発音の改善にも役立つケースがあります。
呼吸をしやすくなるという事は、サ行やタ行の発音が改善され、発音・発声が良くなるお子さまもいらっしゃいます。
また、歯並びがガタガタな状態は、口が開いている事が多くノドの乾燥により、風邪を引きやすい状態であると言えます。
歯並びが改善され、お口がしっかり閉じた状態が続くと、風邪を引きにくいというメリットもあります。
子どものうちは歯医者は怖くて痛い場所と思い、足が遠のくケースもあるかと思います。
小さな頃から歯医者に通うと、歯医者に行くという事が習慣化され、大人になっても歯医者へ行く習慣が身に付きます。
小児矯正は定期的に歯医者へ通院する必要があり、歯医者へ行くという事が日常化されると、恐怖心も薄れて歯医者への通院が苦でなくなります。
小さな頃から歯医者へ通っていた方は、大人になっても歯の健康を保つために歯医者へ通う方が多いのです。
矯正治療で歯並びが改善されると、歯への健康意識が高まり、日々の歯磨きが効果的なものになります。
子どものうちに歯医者へ通う習慣と、歯への健康意識をつける事は、将来的に起こる歯のトラブルを未然に防ぐ事にも繋がります。
乳歯は生え変わるので、歯並びが悪くても、虫歯になっても大丈夫だと思っていませんか?
子どものちに歯並びを改善する事は、たくさんのメリットがあり、将来のお口や歯のトラブル防止に繋がります。
小児矯正によって歯並びが改善されると、思春期になってから歯並びがコンプレックスになったりすることを防ぎ、将来大きく口を開けて笑う事ができます。
明るく笑う事で、周囲との円滑なコミュニケーションに繋がるかもしれません。
小児矯正をご検討されている方、ご興味を持たれている方は、まずは当院の矯正相談にご来院ください。
矯正歯科の専門医が丁寧に分かりやすくご説明させて頂きます。
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