こんにちは。
兵庫県神戸市のなかたに歯科クリニックです。
歯医者さんで歯科検診や虫歯・歯周病の治療を受けた際に、親知らずの抜歯を勧められた方も多いかと思います。
痛みや腫れ、出血がないのに親知らずを抜歯する理由を疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。
では、なぜ歯医者さんは親知らずの抜歯を推奨するのでしょうか?
親知らずの抜歯は、痛みを伴い、抜歯後も数日~数週間痛みや腫れが続くので、痛みなどの症状がないうちは放置しておきたいと考える人も多いと思います。
今回の記事では、患者さまからのご質問も多かった、親知らずを放置する事によるデメリットの紹介。
親知らずが他の健康な歯に与える様々な影響や、歯医者さんが親知らずの抜歯を推奨する理由について解説させて頂きます。
親知らずとは、前歯から数えて8番目の永久歯のことを言います。
親知らずは、永久歯が生え揃う時期に同時に生えてくることは少なく、おおよそ20歳前後に他の永久歯より遅れて生えてくるのが特徴です。
親知らずは必ず生えてくるわけではなく、人によっては1本も親知らずが生えてこないケースもあります。
永久歯が生え揃ってから生えてくるため、スペースがない状態で生えてきたりするので、まっすぐに生えない、横を向いて生える、歯ぐきに被った状態になることも多くあります。
お口の奥に生える、まっすぐ生えない事から歯磨きが届きにくく、歯ぐきが腫れたり虫歯になることが親知らずには多くあります。
親知らずはその特徴から、トラブルになることが多いと言えます。
前述したように、親知らずはお口の奥に生えており、まっすぐ生えていないのが特徴になります。
その事から、親知らずがあることでブラッシングが満足にできてないケースが多く、抜歯することにより、磨きにくかった奥歯を磨けるようになり、虫歯や歯周病になるリスクを軽減することが出来ます。
親知らずが邪魔をして歯磨きがしっかり出来ないと、親知らず周辺の歯ぐきが腫れて炎症を起こしたり、出血がするケースがあります。
この炎症や出血が繰り返し起こると膿が出て、口臭の原因となります。親知らずを抜歯すると歯磨きが奥までしっかり届くようになり、炎症を引き起こす原因がなくなるため口臭が改善されます。
親知らずは少ないスペースに強引に生えるケースが多く、まっすぐ生えてこない、歯茎に埋まった状態で生えるケースが多いです。
そのため、近隣の正しくまっすぐ生えている歯を押してしまい、噛み合わせや歯並びのバランスが悪くなるケースがあります。親知らずを抜くことで歯並びの悪化を防げるケースがあります。
上顎に生えている親知らずの場合、親知らずの歯根が副鼻腔(鼻腔に隣接した骨内にある空洞)に隣接しているケースがあります。
親知らずが虫歯となり、歯根まで到達していると副鼻腔まで感染し、頭痛や鼻づまりを引き起こします。親知らずを抜歯し、虫歯に感染した部分を治療すると改善する可能性があります。
・磨きにくいところに生えている場合
・虫歯や歯周病になりやすい場合
・隣の歯を横から押している状態
・親知らず周辺の歯に悪影響を与えてしまう場合
・親知らずで歯並びのバランスに影響を与える場合
・定期的に痛みや腫れが出る場合
・横や斜めに生えている場合 など
横向きや斜めに生えている場合や歯茎に埋まっている場合、痛くなったり、腫れたりする親知らずは抜いてしまうのが推奨されるケースです。
抜歯すれば、様々なトラブルに悩まされる心配はなくなりますが、抜かない限りずっとリスクに悩まされることになります。
・きれいに真っ直ぐ生えている場合
・しっかりとブラッシング可能な場合
・歯周病や虫歯になる可能性が低い場合
・他の歯に影響が出ない場合
・歯並び悪化の原因にならない場合 など
親知らずには抜歯する必要がない場合もあります。
しかし、決して自己判断せずに、歯医者さんに抜歯が必要ないかの検査を受診する事が大切です。
親知らずは必ずしも抜歯が必要なわけではありませんが、定期的に痛みや腫れが起きる場合、放置してしまうと様々な問題の原因になる可能性があります。
決して自己判断で放置せずに、抜歯の必要性を歯医者さんで検査する事が大切になります。
親知らずの抜歯は、術後に多少痛みが出てしまうこともありますが、簡単に抜歯できるケースは意外と多いです。
また、痛み止めも処方するので問題なく生活できることがほとんどです。
難症例の場合は、提携している大学病院への紹介など連携もできますので、痛みや腫れが定期的に起こり心配の方は、一度歯医者さんへ相談する事をお勧めします。
親知らずでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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